この記事は”トヨタの片づけ”という本に関する記事です。
最初に結論を述べると、この本は学べることがたくさんありとても面白い本でした。仕事やプライベートの生産性を向上したいと思っている方に特におすすめできる本です。
トヨタから様々なことが学べる良書!ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪
トヨタの片づけ
”トヨタの片づけ”を読んで、特に印象に残った部分を紹介していきます。
トヨタの5Sが凄い
まずはトヨタの5Sについて。
トヨタには、5Sと呼ばれる考え方がある。
整理、整頓、清掃、清潔、しつけ
これらは、生産の現場で当たり前のように日々行われている基本中の基本。
引用:トヨタの片づけ
さらにトヨタではこのような言葉があります。
トヨタには「人を責めるな。仕組みを責めろ」という言葉があります。
人間はただでさえ、自分の失敗を認めたくない。そのうえ、なにか失敗するたびに、本人の責任を問い詰めていたら、ミスを隠すようになります。
引用:トヨタの片づけ
このトヨタの5sは他の企業にも取り入れられていて見たことがある方も多いかもしれません。生産の現場に欠かせない考え方になります。
またミスを隠さないための仕組みづくりにも徹底されていました。人は責めない、仕組みを責める、改善する。
「人を責めるな。仕組みを責めろ」って言葉、めちゃくちゃかっこいいし素晴らしい言葉だと思った!
暇なら何もするな
続いて、”暇なら何もするな”です。
トヨタでは、「たとえ暇になっても、何もせずにじっとしておけ」と言います。本来の仕事にはない余計なことをするなというのがルールです。余計なことをすると、品質が落ち、怪我をしやすくなるといったことが起きます。何よりも、必要ないものまで作り、いらないものの山ができてしまいます。
引用:トヨタの片づけ
人は暇になると、何かをしたがる。
わざわざ他の仕事をやり始めたりします。本来の作業にはなかったことに手を出すようになるのです。
引用:トヨタの片づけ
手が空くと何かをやっていたくなるのが私たち。やるというよりやっているふりと言った方が正しい気がするが。
このように手が空いたときに何かをやるのではなく、本来の仕事にのみ集中することで生産性を上げているのです。
よけいなことをしないための仕組み化が上手い!徹底されているな。
線を一本引きなさい
続いては、”線を一本引きなさい”です。
トヨタでは物の定位置を決めるために、区画線を引く。オフィスでも区画線を引けば、モノが散乱するのを防げる。
引用:トヨタの片づけ
区画線とは、モノの置き場を定め、それを表示した線のこと。
例えば、職場の台車があれば、それを使用しないときにおいておくべき場所を定め、チョークやテープで区切るのです。区画線が弾かれていれば、モノが区画線からはみ出しているときになり、中に戻そうという気持ちになります。
引用:トヨタの片づけ
区画線を利用しても生産性を上げていました。生産性を上げるといっても色々な方法があるのだなと考えさせられる。
線が引かれていると、人は自然とそこに合わせて物を置きたくなるもの。面白いなぁ。
スリッパをそろえたい
続いては、”スリッパをそろえたい”です。
スーパーのバックヤードは、乱雑になりやすいもの。従業員のスリッパも、めちゃくちゃに置かれていました。しかし、「スリッパをきちんと並べましょう」と呼びかけるだけでは、従業員はなかなか動きません。
そこで担当トレーナーは入り口の床にマットを敷き、スリッパの幅だけ切り抜いたのです。目に見えるようにすると、従業員もその切り抜き線に合わせて、スリッパをきちんとおいてくれるようになりました。
引用:トヨタの片づけ
何かをやろうと呼び掛けてうまくいかないときは、どうすれば人が動いてくれるのかを考えることが大事。そのための方法の一つが、区画線を引くなどの”視える化”なのです。
引用:トヨタの片づけ
区画線の話に続くものになりますが、どうすれば人が動いてくれるのかを考えることが生産性を上げることに繋がります。
実例としてこのような話がある!参考にできる部分がたくさんありそうだ。
4つのムダそれは宝だ
続いては、”4つのムダそれは宝だ”です。
あなたの周りにも、4つのムダという宝が眠っている!
①スペースの無駄:スペースは無料ではありません。放置していればコストが膨らみます。
②時間の無駄:作業場をはじめ、パソコンのデータなど、ルールを決めないと探す時間が生じます。
③間違える無駄:片づけがされていないと、品質不良やクレームなどの問題につながりかねません。
④取りに行く無駄:頻繁に使用するにもかかわらず、遠くにおいてあれば、それだけ時間を無駄にします。取りに行く時間は価値を生み出しません。
引用:トヨタの片づけ
ムダを省くことで生産性は向上する。当たり前ことですが、上で説明したムダを省けていない企業が大半ではないかと思います。
トヨタでは無駄をしっかり認識して、徹底的に省いているんだね!
百行は一果にしかず
最後は、”百行は一果にしかず”です。
”百聞は一見にしかず”という言葉をご存じかと思いますが、これには続きがあります。
百見は一考にしかず:いくらたくさん見ても、考えがなければ前に進まない。
百考は一行にしかず:どんなに考えても行動を起こさなければ前には進まない。
百行は一果にしかず:どんなに行動しても、成果を残さなければ成長しない。
引用:トヨタの片づけ
どんなに行動しても、成果を残さなければ成長しない。
百聞は一見にしかずの続きがあったなんて知らなかった。リーダーが率先して取り組むことが大事。
まとめ
最後までご覧いただきありがとうございました。今回は「トヨタの片づけ」という本を紹介しました。
学べることがたくさん合った良書でした。生産性を上げるためにはどうしたらよいか、どのような考え方を持てばよいのか、いろいろ学べる面白い本だったなと思います。会社内で活かすのはもちろん、個人でもこの意識を持つことで生産性を上げることができるようになるのではないかと思いました。
今回紹介したこと以外にも学べることがたくさん書いてあります。おすすめの本ですので良かったらチェックしてみてください。
無駄を省いて生産性を上げよう。そして空いた時間で好きなことをするんだ。
ではまた。
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