この記事は、”藤原和博の必ず食える1%の人になる方法”という本の要約記事です。
あのキングコング西野さんも絶賛の一冊。
私自身が実際に読んでみて、「面白いな」「なるほどな」と思ったところを抜粋してまとめました。
タイトルを聞いて興味が湧いた方、そうでない方もぜひ最後まで読んでいただき、その中で何か参考になる話があれば幸いです。
藤原和博の必ず食える1%の人になる方法
この本の言いたいことをざっくりとまとめると、このような結論となります。
3つの分野に1万時間をかけろ、そうすればレアな人材になれる
レアな人材(ここでは10000人に1人の人材と定義)になるには→1/10000の存在にならなければならない。
しかしそんな超レアな存在(オリンピック選手とか)には簡単にはなることなどできない。生まれ持った才能やその時の運も絡んでくるからだ。
でも、「100人に1人」くらいになら、その分野をとことん突き進めれば誰でも到達することができる。そして「100人に1人」を3つ掛け合わせれば「10000人に1人」の人材になることができる。といった主張。
そしてどうやら「100人に1人」の人材になるには、その分野に1万時間の時間を捻出する必要があるらしいのだ。
以下では、この結論から派生して、本書を引用しながら「面白いな」「なるほどな」と思ったところを紹介していきます。
1%の人になる方法
まず紹介するのは、本書のタイトルでもある”1%の人になる方法”というお話。
本書の引用とともに、解説していきます。
ある分野で「1万人に1人」になるには、その陰に9999人の敗者がいるわけで、競争を勝ち抜く努力を続けることは非常にリスクが高い。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
でも「100人に1人」ならだれでも努力すればなれる。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
「1万人に1人」になることは難しいとしたうえで、「100人に1人」なら努力次第でなることは可能だという主張。
そして、それに続けてこのような主張をされています。
1つの分野ではなく、2つ、3つ、異なる分野で「100人に1人」になり、あとは分野そのものをかけ合わせればいい。
同じくらい超レアな人なのにメダリストになるよりも3つの分野でそれぞれ「100人に1人」になる方が、はるかに難易度は低い。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
「100人に1人」を3つ掛け合わせることで「1万人に1人」になるというルートの方が難易度が低く、達成可能だいう主張。
3つの分野にそれぞれ1万時間ずつ、時間と労力をかけさえすればいいのですから。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
次はこの「1万時間」をキーワードに「なるほどな」と思ったところを紹介していきます。
超少数のトップを目指すのではなく、少数の掛け合わせでトップを目指す方が再現性が高いということ!
1万時間を捻出しろ
続いては先ほどの話とつながるお話。”1万時間を捻出しろ”です。
1万時間をかければ、どんな人でも、どんなことでも、必ずプロレベルに達することができます。音楽家もスポーツ選手も、プロになった人たちはみんな環境を味方につけて、1万時間練習した人たち。
好き・嫌いも、得意・不得意も関係ありません。とにかく1万時間をひとつのことに投資すればいいのです。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
とにかく「1万時間やればできる」という、少々根性論的な主張ですが、言いたいことはわかると思います。
それだけ一つのことに時間をかければ、ほかの人との差をつけることができるのは当たり前っちゃ当たり前という話。
いわゆる「やればできる」という話と同じだと思います。
※ちなみに、1万時間というとピンとこないかと思いますが、分かりやすく「毎日どのくらいの時間を割くと何年後に1万時間が経過するのか」も記載されていたので紹介します。
1万時間=
毎日8時間なら3年半
平日5時間なら10年
平日3時間なら16年半
1日1時間なら27年
なんとかなる気がしてきませんか?
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
これを見て「なんだ結構簡単じゃん!」と思った方、おめでとうございます。あなたは気づいたら「1万人に1人」の人材になっているでしょう。
しかし普通は「こんなにやらなきゃいけないのかよ、、」と思うことでしょう。私も思いました。
なんとかなる気がしてきませんか?
いいえ。
ぐぬぬ。。
「やればできるけどそれをやるかは別の話」
簡単にレアな人になることは難しいのだと実感させられる内容でした。
やっただけ結果となって表れる。
1万時間やれば結果として出る。これは当たり前っちゃ当たり前だけど、分かってはいるけれど、いざ実行すとなると難しい所。やればできる。
電車の中での時間の使い方
続いて紹介するのは、”電車での時間の使い方”という話。
この話は、すぐに行動に落とし込める話だと思うので、参考にしていただけたらなと思います。
電車の中での時間の過ごし方。あなたは何をして過ごしてますか?
ボーっとしたり、スマホでゲームしたり、何気なく過ごしている人が多数だと思います。電車に乗った時に周りを見渡してみてもそんな気がします。
そんな状況に、著者が一石投じているのです。
電車の中でゲーム依存症になっている若者を見るたびに、私は「あぁ、もったいないなぁ」と感じます。貴重な時間と可能性が目の前でムダ遣いされているからです。
その時間を、例えば電車内の中吊り広告などを眺めて、世の中で何が起きているのかを考察することに充てれば、ビジネスパーソンとして合格なのですが。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
好きでスマホをいじっている人は何ら問題ありませんが、「何かを変えたい」そう思っている人は、人と違うことをしてみるしかありません。
この”中吊り広告”を見るというのを、私も実践してみているのですが、漠然とスマホをいじっていたころよりも発見があります。
- 今やっているイベントごとが分かる
- こんな企業が広告を出しているんだという発見
- そもそも中吊り広告の数が少なくなっているということ!
ただスマホをいじっていた人は、目線を少し上にあげてみましょう。何か発見があるかもしれません。
ケータイゲームの電車内依存者は、それを文庫本に持ち替える努力をしましょう。そして、電車を降りたら、顔を上げて、リアルなビジネスのゲームに参戦してください。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
このようはちょっと皮肉めいた内容も本書には載っていました。リアルなビジネスのゲームの方で頑張りたいものです。
電車内でスマホをいじってる人がほとんど。そこで何をするかで他との差が広がるんだよなぁ。
仕事と作業の違い
続いては、”仕事と作業の違い”と言う話。
あなたは「仕事」と「作業」の違いを説明できますか?
本書でそのことについて語られていたので紹介します。
「作業」する人ではなく「仕事」する人になろう。
人から与えられるのが「作業」。自分からするのが「仕事」。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
この定義からすると「作業」をやっている人が結構いるのではないかと思います。
せっかくやるなら、人から与えられるものではなく、自分からする「仕事」をやりたいものです。
今日も”仕事”を頑張っていきましょう!!
図書館を自分の本棚に
続いて、”図書館を自分の本棚に”と言う話。
こちらも面白いなと思ったので紹介させていただきます。
まず前提として、読書の魅力を語られています。
本には、一人の人間が人生の膨大な時間をかけて獲得した独自の視点や専門性が詰まっています。それをたかだか数時間の読書で自分のモノにできるのですから、読書しない手はありません。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
これに対しては私も大いに賛成で、読書は非常にコスパの良い学びの源泉だと思っています。
そんな読書の魅力について、私も過去にこんな記事を書いていますので良かったら併せてご覧ください。
脱線しましたが、話を戻します。
「図書館を自分の本棚にする」とは一体どういうことなのでしょうか?
図書館を自分の本棚にする。
私は読み終わった本が30冊ぐらいたまったら、近所の公立図書館にもっていって寄贈するようにしています。
図書館で再利用してもらえれば私もありがたい。万が一その本をもう一回読みたくなったら、図書館に行けばいいのです。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
要は、読み終わった本は自分の家の本棚で保管するのではなく、町の図書館に寄贈しちゃおうということです。
- 自分の家の本棚はいっぱいにならない
- 寄贈された図書館は喜ぶ
- 町の人も新しい本が増えて喜ぶ
- 自分自身もまた読みたくなったらその図書館に行けばいい
このような感じで、読み終わった本を図書館に寄贈するというのは理にかなった行動だということです。この話は目からウロコでした。
読み終わってたまっている本たちを、図書館に寄贈するという考えはなかった!あらゆる方向にメリットがあるし、これはぜひ実践してみたい!
時間間隔が合う人を選べ
続いては、”時間間隔が合う人を選べ”という話。
プライベートでももちろんのことですが、特に仕事の場面で大切となる考え方の話です。
時間がルーズな人間とは付き合わないこと。仕事仲間は、自分と時間感覚が合う人を選びましょう。
待ち合わせをしたとき、10分前には来ている人、時間ピッタリに来る人、「何分遅れる」とケータイに電話してきて遅刻する人、連絡はないが走ってくる人、悠然と遅刻してくる人…。
平気で遅刻する人は、仕事においても締め切り感覚の甘い人が多い。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
確かに、「遅れる」といっても多種多様な遅れ方があるなぁと改めて感じさせられました。
質の高い仕事を行うには、時間感覚の合う人とやりたいものです。
仕事でもプライベートでも時間の感覚が合う人とつき合っていきたいよね。
少数派への覚悟はあるか?
最後は、”少数派への覚悟はあるか?”という話。
「1%の人になる=少数派になる」ということになります。
あなたはその覚悟はありますか?というお話。
レアな人は孤独でもある。「100人に1人」の人は、そのほかの99人よりも孤独です。「1万人に1人」になれば、もっと孤独さが増し、「10万人に1人」になればもっともっと孤独さが増すことを覚悟してください。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
数的に考えて少数派なのは事実ですが、それと同時に孤独にもなっていくと述べられています。
みんなと群れてなあなあに暮らしていくか、孤独を覚悟しレアな人材へと成長していくのか。自分に合っているのはどちらでしょうか。考えものです。
自分が心底夢中になれるものには、知らず知らずのうちに1万時間以上を費やすものです、「もう、やめておけ」と言われても絶対にやめないで、ほかを圧倒する知識や技術が知らず知らずのうちに身につきます。
「パチンコをせず、電車の中でケータイゲームにもハマらず、代わりに文庫本を手にする」だけで、10年後に稼げる人にグッと近づけるのです。
(引用:藤原和博の必ず食える1%の人になる方法)
心底夢中のモノには1万時間を費やすことができる。そして気づいたらとんでもないところまで来ている。
この考えは非常に素敵だなと思いました。
「どうせできないよ」ではなく、まずは行動してみる。行動し続けていたらいつの間にか1%の存在になれていた。そんな未来が理想なのではないでしょうか。
みんなと同じがいいなってのでは大きく変わることはできない。これは変えられない事実。どちらの道を進むか。。
まとめ
最後にここまで書いてきた内容を簡単にまとめて終わります。
まとめはこんな感じになります。
あと加えて、実は過去に今回紹介したこの本の内容の一部を記事にしたことがありまして、そちらも併せて紹介させていただきます。
非常に考えさせられる内容だと思いますので、良かったら最後に見ていってもらえればなと思います。
今回紹介した内容のほかにも、まだまだたくさんの面白い話、ためになる話がこの本にはあります。
気になる方は、ぜひ自分の手で読んでほしいなと思います。
要約記事を見るだけと、自分で本を読んで吸収するのとでは雲泥の差です。
気になる方は是非読んでみてください。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございました。
今回は”藤原和博の必ず食える1%の人になる方法”という本の紹介記事を書いてきました。
自分で実際に読むことが一番吸収できることには違いありませんが、この記事の中からも何か少しでも参考になることがあれば幸いです。
「意識高い系の話だな」と感じるかもしれません。でも意識高くないと少数派のいわゆる”成功者”となることはできないというのも事実です。
それが性に合わない人は気楽に暮らせばいいし、「ちょっとやってみるか」と思ったのなら行動してみればいいだけです。
1万時間を捻出できる、熱狂できる何かをやってみよう。
ではまた。
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