今回は、書籍「あした死ぬかもよ?」についてまとめた記事を書いていきます。
刺激的なタイトルですが、”生きること”について深く考えさせられる良書でしたので、今回は実際に私が読んでみて特によかったなと思った箇所を取り上げて紹介していきます。
この記事もぜひ最後まで見ていってほしいですし、この本自体もとてもおすすめなのでぜひチェックしてみてください。
それではさっそく参りましょう。
あした死ぬかもよ?で印象に残った箇所を紹介
さっそく、本書で良かったと思う内容を紹介していきます。
鼻くそをほじっていたって、寿命は縮まっている
鼻くそをほじっていたって、寿命は縮まっている。面白くて印象に残っている内容なので紹介。以下、本書より引用。
鼻くそをほじっていたって、寿命は縮まっている。鼻くそをほじっていたって、それは命がけでやっているんです。だから、いま、あなたはこの本を命がけで読んでいる。
引用:あした死ぬかもよ?
どんなに些細なことでも、何気なくやっていることでも、それは命がけでやっていること。そう思うことで、物事への取り組み方、考え方が変わるのかなと思いました。
命がけでボーっとしているのか?命がけでスマホをいじっているのか?せっかくの人生、命がけで生きてみてもいいのかもと思わされました。
やるならば「今」しかない
やるならば「今」しかない。これは自己啓発書等でもよく言われるような内容ですが、間違いない話だと思ったので紹介します。以下、本書より引用。
「いつでもできる」なんてことは、この世にひとつもないんだ。やるならば「今」しかない。やれることは「今このとき」にしかない。そう全身全霊で学んだのです。痛いくらいに。
命とは時間のことですから、今まで何に一番時間をかけてきたのかを見つめなおせば、あなたが無意識に大事にしてきたことを見出すことができます。
引用:あした死ぬかもよ?
ここはよく言われるような内容なので、さらっと行きますが、やっぱり「いつやるか?今でしょ!」は本当にその通りで、やると思った時にやることが大事なのです。「いつでもできる」なんてことはこの世に一つもない。この言葉を胸に刻んでおきたい。
生きるって大変なこと
生きるって大変なことなのでしょうか?この点についても書かれています。以下本書より引用。
思い通りにいったら、人は退屈するだけです。ゲームの1面ばかりやっているようなものだから。生きるって大変ですか?大変に決まってるじゃないですか。大変だからこそ、面白いんです。大変だからこそ、人は「大」きく「変」わることができるんです。
引用:あした死ぬかもよ?
確かに。思い通りに行き過ぎる人生は面白くなさそうです。退屈しそうです。
大変だからこそ、面白い。これはなんだかわかる気がしました。大変なのは嫌なことだと思ってしまうかもしれませんが、だからこそ生きる意味というか面白みが増すのかなと思います。予測出来てしまう人生は退屈で「大」きく「変」わる大変な人生だからこそ面白いんだなと。
不安は数値化してみよう
不安は数値化してみよう。そうすると楽になれるかもしれません。以下本書より引用。
「過去最高度の不安を10点とすると、この不安は何点?」って。「過去最高度の不安を10点とすると、この不安は8点かな。だったら、余裕でしょ?」
嫌な感情は「数値化」すると、その感情を「客観的」にみられるようになります。すると、スーッとその感情が離れていくのです。
引用:あした死ぬかもよ?
生きていれば不安に思うことはどうしてもあるかと思います。そんな時にその不安が過去のものと見比べてどの程度のものかを可視化することで不安が和らぐという話。数値化することで感情を「客観視」できるという考えはとても参考になりました。
大切な人が生きてくれているだけで十分
大切な人が生きてくれているだけで十分。これに尽きるかもです。以下本書より引用。
大好きな人が死なずに今日生きていてくれる。それ以上の幸福ってありますか?生きているって大好きな人に会えること。会いに行ってその人を感じることができる。これ以上の幸福ってありますか?
引用:あした死ぬかもよ?
あなたにとっての大好きな人、大切な人。その人が生きていてくれるだけで、確かに幸せだなと改めて感じさせられました。この考えを持てば、些細なことくらいなんてことなくなるはず。
頑張るから元気が出る
頑張るから元気が出る。元気だから頑張るわけではないみたいです。以下本書より引用。
つまらないものを持っているから、つまらなかったんだと分かった。つまらないことをしているから、つまらなかったんだと分かった。すべてを失って何もかもいらないことが分かった。元気だから頑張るんじゃない。頑張るから元気が出る。
引用:あした死ぬかもよ?
感情が先か、行動か先かといった話で、行動するからこそ結果が起こるのです。元気になりたかったら何か行動してみる。「こうしたい」という何かがあるのならまずやってみる。これが大事。
人生最後だと考えてみる
人生最後の〇〇。こう考えてみると物事への取り組み方が大きく変わるかもしれません。以下本書より引用。
これが人生最後の挨拶だ。これが人生最後の出社だ。これが人生最後の電話だ。これが人生最後のメールだ。これが人生最後のキスだ。これが人生最後の読書だ。これが人生最後のさよならだ。これが人生最後のごめんなさい。これが人生最後のありがとう。
人生を冒険として生きるとはやりたいことを来年に延ばす人生ではないんです。感じたらすぐに動くということです。その先に感動があります。
引用:あした死ぬかもよ?
これが人生最後だったら。。これを日常で思い続けることは非現実的かもしれませんが、どこかのタイミングだけでもこの考えをもってみれば、一歩立ち止まって慎重に噛みしめながら時を過ごすことができそうです。
今日が人生最後の日だとすれば、あなたは今やっていることをやりますか?
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は「あした死ぬかもよ?」という本のまとめ記事を書いてきました。
生きるとは何か?死とはなにか?といった哲学のテーマには正解がないですが、正解がないからこそ考える余地があって面白いなと個人的には思います。
もし明日が人生最後の日ならあなたは何をしますか?
この問いに、パッと答えられる何かがあるのならそれは素晴らしい事だと思います。今すぐに答えられなかったとしても、それを考えるだけでも日々の過ごし方が大きく変わるのかなとも思いました。
それと、人生最後の日だとしても、欲望丸出しのやりたいことや、今までできなかった後悔していることをやりたがるのではなく、「いつもと変わらない日常を過ごしたい」なんて思える人も素敵だなと思いました。
死ぬことについて考えることには抵抗感があるかもしれません。何も考えないで生きていた方が楽だと思うかもしれません。でも、一歩立ち止まってみて、「生きる」「死ぬ」について本書を通じてぜひ考えてみてほしいなと思います。そうすればもっと「時間」を大事にするかもしれません。「人」を大事にするかもしれません。「自分」を大事にするかもしれません。
ぜひ今回紹介した本「あした死ぬかもよ?」を手に取って読んでみてください。とてもおすすめの本です。
あした死ぬかもよ?いや今日死ぬかもよ?怖いけど、誰も予想できないから。
だからこそ後悔のないように!
ではまた。
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