丼丸が安すぎて怪しいので調べてみた【海鮮丼】

企業ネタ

タイトルの通り、街中で見かける”丼丸”が安すぎて怪しいので調べてみました。

丼丸は、まぐろ丼をはじめ、安くて美味しい海鮮丼(だいたい500円程)がテイクアウトできると人気のお店です。街中で見かけたことがある、利用したことがある方も多いのではないでしょうか?

ですが頼んだことがある人なら一度は疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?

安杉疑卯くん
安杉疑卯くん

この海鮮丼が500円?なんか怪しい、、

今回はその謎に迫っていきたいと思います。「なんで安く提供することができるのか?」簡潔にまとめておりますので、ぜひさらっと最後まで読んでいってください。

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丼丸の概要

はじめにですが、”丼丸”そのものについて簡単に説明をします。

公式ホームページより引用↓

「丼丸」は、東京の下町で40年以上愛されてきた老舗寿司屋が展開するお持ち帰りの海鮮丼専門店です。

丼丸公式ホームページより引用

丼丸を経営する会社の名前は「株式会社ササフネ」といいます。

創業は昭和54年。創業者は大島純二さんというお方です↓

公式ホームページより引用:創業者会長「大島純二」

丼丸が安すぎる理由

それでは本題に入ります。

丼丸が安く提供できている理由は大きく二つあります。

  1. フランチャイズなのにルールが緩い
  2. 食材にしっかりとお金をかける

それぞれ見ていきましょう。

フランチャイズなのにルールが緩い

まず一つ目の理由として、フランチャイズなのにルールが緩いということが挙げられます。

丼丸には、チェーン店のフランチャイズにありがちな細かい約束事やルールがない事が特徴です。

例えば、店名の”丼丸”ですが、どこかに”丼丸”と入っていればOKだといいます。そのため店舗によって正式名称がさまざまです。(こんな感じに↓)

出典:がっちりマンデー!!

さらに、メニューや具の種類に細かな縛りはなく、各店舗で自由に判断することが可能だといいます。

その為、食材を早め早めで提供できるので、廃棄ロスを大きく減らして利益を出すことができるのです。

出典:がっちりマンデー!!

お店によっては70種類以上のメニューを出しているところもあるそうで、食材の仕入れ先も自由となっています。

またメニューに関しても、”日替わり丼”やなんと”牛丼”など、海鮮以外のメニューを追加しても良いというゆるゆるなルールとなっています。

※最後のほうにメニューをいくつか紹介してますのでぜひ最後まで見ていってください🍚

食材にしっかりとお金をかける

続いての理由は、食材にしっかりとお金をかけているというところです。

丼丸はしっかりと食材にお金をかけることで、安くて美味しい海鮮丼を提供しているというのです。通常普通の飲食店の原価率は20~30%ですが、丼丸では平均の原価率が約57%だといいます。

かねかね
かねかね

通常の倍レベル、、凄すぎる。。

どうしてここまでの原価率をたたき出しているかというと、その背景には徹底したコストカットがあります。

海鮮丼は、具材を載せるだけで調理の手間が劇的に少ないのが特徴です。そのため製造者は基本的に一人で良く、ガスコンロやフライヤー等もお店には必要ありません。

さらにテイクアウトのみなので客席も必要なく、10坪以内でも出店が可能です。これにより家賃のコストも少なく済み、中には約2坪の店舗面積で月商200万円以上をあげるお店もあるといいます。

ちなみに店舗が”丼丸本部”に支払うロイヤリティは月3万3000円と格安になっていて、さらに経営の自由度も高いことから丼丸の店舗は全国370店舗以上にまで拡大し、運営する(株)ササフネの年間売上は約100億円と絶好調となっています。(公式ホームページより確認しましたが2021年度の情報までで止まっていました)

寿司屋が始めた海の丼|海鮮丼フランチャイズの【丼丸】公式サイト

丼丸のメニューをサラッと紹介!!

ここまでで丼丸が安すぎる理由について解説をしてきましたが、最後に丼丸の海鮮丼のメニューをいくつか紹介したいと思います。

先ほども述べたように、丼丸では各店舗で自由に丼物を考案していいことになっており、そのため様々なメニューが誕生しているのも面白いポイントです。

早速紹介していきます。気になる丼はあるでしょうか?

まずは看板メニューの「どんまる丼」。店舗によって使用するネタは異なるとのことですが、ご覧のようなネタがデフォルトになっているみたいです。

こちらも定番の「海鮮丼」。迷ったらこれを選んでおけばオッケー〇

続いては「バラ丼」。実はこのメニュー、丼丸が普及させたとも言われているみたいです。食べやすいのと、さまざまな具材を楽しめるのが魅力的。

こちらも特徴的だったのでご紹介「深川丼」。江戸時代から親しまれている東京の郷土料理として知られる「深川丼」をもとに生まれたとのこと。根強い人気があるそうです。

かねかね
かねかね

深川丼気になるぞ、、!!

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。今回は「丼丸が安すぎるのはなぜか」をテーマに記事を書いてきました。

私自身が丼丸をたまに利用する際に「海鮮丼にしては安すぎるな、商売どうやっているんだ」と思ったのが記事を書くキッカケにはなりました。

最後に丼丸の会社(株)ササフネの会長=創業者「大島純二」さんのメッセージを紹介します↓

自身の人生は、お客様から元気をもらい、良き仲間に支えられ、ツキで生きてきたと感じております。人の能力差や努力の大小などはほとんど関係なく、人生ツキが300%。そのツキを掴むためには、人と人との繋がりが非常に重要であると考えております。

小さな商店が立ち並ぶ、笑いも涙も共有できる活気のある町で育ってきた私は、商店街の中で少しずつ閉ざされていくお店のシャッター、希薄になる人間関係に寂しさを覚えるようになりました。

丼丸には、その閉ざされたシャッターを開くための小さな明かりとなり、徐々にそんな店で町がいっぱいになり、昔のような活気を戻す存在であって欲しい。

多くの人から学び習得したことを人に伝え、得られたものを夢、目標に変え進んで欲しい。

人の自由を奪えば、自らの自由を失います。「喜びの共有」は自由な発想と行動から生まれる。 だからこそ、1000人のオーナーがお客様や丼丸に関わる人達と喜びを共有し、 誰からも制約されない独自の丼丸を創造することが、創業以来追い続けた夢です。

丼丸公式ホームページより引用

各店舗それぞれの看板に統一性がなかったり、小さな店舗でこじんまりとやっていたり、ましてや格安の料金で海鮮丼が食べられたりと、怪しさを少々感じていた部分がありましたが、上記で紹介したように、大きく二つの理由からこのお値段で提供できているのだなということが分かりました。

やはり飲食をやる上で重要なのが、利益率。そしてその足かせになるのが人件費、土地代なんだなと。

そこを丼丸はうまく回避しているのだなと思いました。

それにしても丼丸の緩めのルールが生み出す、各店舗ごとのオリジナルメニューが面白いなと思い、今後利用する際には、注意してみてみようかなと思いました。

深川丼、食べてみたいかも。こないだはサーモン縁側丼を食べたけど美味しかった。

ではまた。

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