コロナ以降、在宅ワークが仕事をする上での一つの選択肢として主流になってきています。
通勤時間が丸ごとなくなるという大きなメリットがある一方、家だと集中しづらいと感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事の結論を最初に述べますが、在宅ワークで集中力が欠ける理由は家にたくさんの誘惑があり、それにひきつけられてしまうからです。そしてその”誘惑”を”引力”という言葉で表現するのが面白いと思い、今回記事にさせていただきました。
在宅ワークで集中できないのはモノに「引力」があるから
一見、在宅ワークは効率の良いように見えますが、家で仕事をするのは結構難易度が高く誘惑も多いため思ったより集中できないといったことがあります。
スピリチュアル的な意味ではなく、モノには「引力」があります。
① 二つの物体が互いに引き合う力。ニュートンの万有引力、電磁気におけるクーロン力、分子間に働くファンデルワールス力、原子核の核子間に働く核力などがある。
② 人をひきつける力。人の心を引きつけるような魅力。
引用:コトバンク
「引力」=引きつけるような魅力
家のモノたちが持つ「引力」に引き付けられて私たちは集中力を欠いてしまいます。
例として「スマートフォン」を上げるとすると、スマホにも「引力」がたくさん存在します。
- 触ってほしい
- 手に取ってほしい
- そして触り続けてほしい
このようなメッセージがスマホには込められています。そのメッセージのエネルギー=「引力」がモノには存在しているのです。
スマホは、手に取りやすいように、めちゃくちゃ頭の良い開発者が考え、一番手に取りたくなるような形、デザイン、サイズにしているのです。そして画面も触りたくなるような作りになっていて、その中にあるアプリもタップしたくなるようなデザインになっています。そしてアプリ(SNSとか)の中も次へ次へと進みたくなり、使い続けてしまうように設計されているのです。
だからこそ私たちは「引力」に負け、触り続けてしまいます。
他にも部屋の中、机の上にあるものでいうと「お菓子」も「引力」があるモノの一つです。お菓子もただ机に置いてあるだけで「食べてほしい!」という強力な「引力」が働いてしまいます。
それもそのはず、その「お菓子」も元はと言えば店頭に並んでいて、お客さんの手に取ってもらえるようなデザインをしています。これもプロが本気で研究し尽くして、私たち消費者のもとに届くようにデザインが考えられています。デザインだけではなく味だってなんでも食べたくなるように考えられているのです。
机に置いてあるだけで、視界の片隅にちょっと置いてあるだけで、「食べたくなる、手に取りたくなる」強力な「引力」が働いてしまうのです。
スマホとお菓子を例に挙げましたが、部屋の中にあるモノ全てにこのことが言えます。マンガ、ベッド、洋服、コップ、ティッシュ、、、。モノ全てにメッセージが込められていて、私たちの興味関心が行くように作られている結果、「引力」が働いて、つい集中力を切らしてしまうということに繋がるのです。
「引力」とどう向き合うか
モノには「引力」があるという話をしてきましたが、在宅ワークをするとなるとこの「引力」に抗いながら戦わなくてはなりません。
在宅ワークをする部屋を完全な仕事部屋にして「引力」のあるモノを極限まで減らし、会社と変わらない状況下にできるのであればこの問題はなくなります。しかし余程広い家に住んでいる方を除いて、完全な仕事部屋を持っている人は少ないと思います。ましてや都内で一人暮らしをしている人に至っては、ワンルームで寝室もリビングも仕事部屋も全部同じ部屋という人も多いと思います。
ワンルームで仕事をしようとすれば、必然的にモノの「引力」に引っ張られてしまうのは目に見えています。テレビもあればベッドもある、漫画やスマホもある。この状況で在宅ワークをするのはなかなか厳しいのです。
在宅ワークを家でするのが厳しいと言われても、在宅=家だしやるしかないのが実情。「引力」があるのは前提で、どう向き合っていくかが大事です。
この2つの案を提唱します。
- 部屋から極力モノをなくす
- 外で在宅ワークをする
部屋から極力モノをなくす
まずは部屋から極力モノをなくしてみましょう。部屋がいくつかあるなら、仕事部屋を作ってしまえば「引力」は大幅に減ることでしょう。ワンルームで部屋が一つしかない人にとっては難しいかもしれませんが、その中でやり方を考えて見ましょう。例えば、スマホの通知は切って視界から入らないようにする、とか誘惑のあるモノはとにかく視界に入らなくするだけでも効果はありそうです。
それでも自分の部屋では集中力が欠けてしまうという人は、次の方法をお勧めします。
外で在宅ワークをする
もはや在宅、ではないのですが、外で在宅ワークをするのも方法の一つです。
家とは違い身の回りの物が少ない状態となるので、カフェなどでパソコンだけを広げ作業に集中することができます。もはや仕事をするためだけの場所に出かけてしまったほうが集中できるのです。
家出するのと比べて、わざわざ外に出ないといけない、カフェで作業を行うとなるとお金もかかる、といったハードルはありますが、家では集中できないのであればそれくらいの自己投資は必要なのかもしれません。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。今回は、モノには「引力」があるという話をしてきました。あまりうまくまとまっていない感じがしますが、モノの誘惑を「引力」という表現でとらえることで、集中できないときの一つの解決策に結びつくのではないかなと思い、発信させていただきました。
集中したいときはそれ以外のモノを視界に入れない。
これは意識的に行っていますが、やはり効果を感じます。逆にスマホなどが手に届くところにあると、つい手に取ってしまい気づいたら1時間、、なんてことが多発します。
これだけモノの「引力」は強力だという認識だけでも持ってもらえたらなと思います。それだけの「引力」を持ったモノにあふれてる現代はとても楽しいという捉え方もできますが。
集中するときは無重力空間をつくれ。
ではまた。
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